ゴミ収集の仕事をしたら、金持ちになるヒントが散らばっていた「このゴミは収集できません」

お笑い

あなたは、マシンガンズというお笑いコンビを知っていますか?

有吉さんのラジオを聴いている方は、
アシスタントでよく出ているので、声だけは知っているかもしれませんね。
また、昔エンタの神様にも出ていて、「女ってムカつくよな!」と、
女性に対する不満を二人で大きな声で言うネタをやっていた人たち、
と言われると思い出す人もいるかもしれません。

そのマシンガンズの滝沢さん(ダミ声じゃない方)が、芸人の傍、
ゴミ清掃員の仕事をしていることはご存知でしょうか??
芸人だけでは食べていけず、子供ができたことで、
お金が必要になったことから始めたそうです。

そのゴミ収集の仕事の中で知ったことや、
感じたことをツイッターに上げていたところ、
有吉さんが何度かリツイートしたことあって、
多くの人の目に止まり、
それが面白いと人気になり、書籍化に至りました。

マシンガンズ滝沢さんのゴミ収集ツイートが面白い!

そのツイッターというのが、こんな感じです。

マシンガンズ滝沢さんのツイッターより引用

このような本当にためになるツイートもあれば、

マシンガンズ滝沢さんのツイッターより引用

このように、お笑い芸人らしからぬ(?)真面目な切り口で
マナーの悪い大人に物申していたりもします。
僕はこのツイートに出てくる、祭りに乗じて椅子やFAXを捨てるような大人が、
ハロウィーンで軽トラを横転させるような人間になるのだと思いました。

書籍は笑える部分と考えさせられる部分のバランスが絶妙!

本書「このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景」の第一章では、
「#ゴミ清掃員の日常」として、40個ほど、イラスト付きのツイートのような形で、
ゴミ清掃の仕事の中で起きた、クスッとくるような出来事が描かれています。

第二章は出ているゴミから、人々のプロファイリングができてしまうようになった話。
第三〜十章までは、ゴミ収集の仕事をしている中で、腹が立った話や
ゴミ清掃員の悲哀、ゴミからわかる住民の貧富格差、
ゴミ清掃員だからこそ感じる花鳥風月、オススメ物件、
はたまたおもしろいゴミ清掃員仲間の話のようなほのぼのしたことが書いてあります。

特に感銘を受けたのが、第5章のゴミからわかる貧富格差の話です。
「出ているゴミが高級な酒の空き瓶だからお金持ち」
などといった、簡単な話ではありません。
一つ紹介します。

小さな依存が大きな消費につながっているとうことだ。
覚えているだろうか?金持ち地域の回収で、
サーバーのペットボトル資源がいち早く出ていたということを。
金持ちの人達はきっとその方が得だという消費の仕方を知っている。
確かに計算してみれば、500ミリリットルのペットボトルを細かく買うよりも、
大きなサイズの物を買って飲んでいる方が断然お得だ。
(中略)
タバコ、酒、栄養ドリンクも同様である。
買う時は、ほんの小さな贅沢、自分へのご褒美で、
そこまで大きな買い物ではないが、年に換算すると相当な金額になる。
そして、金持ち地域の方が、これらが少ないというのは恐らく理由がある。
健康志向という名の元に自己投資する余裕がそこに見られる。

マシンガンズ滝沢秀一 著「このゴミは収集できません」P100~101より引用

単純に考えてしまえば、むしろ逆で、
「貧乏人の方が節約を考えてウォーターサーバーを使い、
金持ちは余裕があるため、タバコ、酒、栄養ドリンクといった、
本来なくても生きていけるものにお金を使う余裕がある」
と考えがち
です。
しかし、滝沢さんは、そこに暮らす人々の精神的な面に目を向け、
余裕があるからこそ、さらに一段上の、健康に気を使う余裕まであると分析しているのです。
こういった目線は芸人さんならではだなーと思います。

日本のゴミ問題についてもわかりやすく力説!

最後の第11章では、日本の未来に向けて、ゴミ問題を、
ゴミ意識の高い海外の事例を交えつつ、真剣に語っています。
といっても小難しい、アカデミックな話をしているのではなく、
一般人ができるレベルでの消費活動の考え方など、身近なことを書き綴っています。

最初は芸人仲間から茶化されていましたが、
キングコング西野さんが真面目にビジネスを語ったり、
ウーマンラッシュアワー村本さんが真面目に政治を語っていて、
いい風潮が生まれてきているなと感じます。
「芸人なんだから笑いを交えて話せ」というのではなく、
普段ちょけていて面白いネタをして人を笑わせている人たちが
真剣に語るからこそ響くものがある
と思います。

マシンガンズ滝沢さんは、
本書やツイッターでは面白おかしいことも交えながら、
発信していますが、先述の二人のように、
ゴミ問題について真面目に議論する番組に出演するという需要も、
今後出てくるのではないかと思います。