【読書感想】この先、一生服の流行に乗り続けるの??『干場義雅が語る女性のお洒落』

ファッション

僕は、ファッションの情報はインスタグラムで情報収集をするのですが、
おしゃれなインスタグラマー(特に女性)たちを見ていて思うことがありました。
それは、「2年後に着られないような服を着ている人が多い」ということです。
つまり、流行を追っているため、二年後には流行ではなくなっていて、
恥ずかしくて着られないということです。

そこで、以前から男性向けの著書を読んでいて、
その信念を知っていた干場義雅さんが女性のファッションの本を書くと知って、
買わずにはいられませんでした。

読むと、女性はもちろん、男性にも通用する、
お洒落の本質を突いた哲学が満載だったので、共有したいと思います。

干場義雅さんとは??ショーンK??

まず最初に紹介すると、干場義雅さんとは、
「ちょい悪オヤジ」ブームを作ったファッションディレクターで、
WEBマガジン「FORZA STYLE」編集長であり、
テレビ、ラジオなど、多くの媒体にも露出しているオシャレでステキなオジさまなのです。

TV番組にじいろジーンの「ミラクルチェンジ」という、
主にダサいパパをオシャレに変身させるコーナーで、
サングラスにスーツ姿で出ているあの人です。
ちょっと似てますがショーンKではありません笑
「お父さんを素敵にプロデュースして、自分の子供でもないのに
最後に子供からの手紙で泣いちゃうオジサン」

と言えばピンとくる方もいるのではないでしょうか?笑

干場義雅はファッション哲学を言葉に落とし込む天才

僕が思うに、彼はファッション系の分野において
ナンバーワンの言語能力を持っています。
彼が提案した「ちょいワルオヤジ」という言葉の世間への浸透度を
考えれば納得できますよね。

一つ紹介すると、「エコラグ」という言葉があります。
聞いたことない単語ですよね??
どういう意味なのでしょうか??

「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリー(economic luxury)の略。
極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。
「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。
一点豪華主義とも違う。
干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した
無駄を排した最短の動き(エコノミック・モーション)で
相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、
かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指します。

WEBマガジン FORZA STYLE 2016.9.20 『究極!干場のエコラグ INDEX』より引用

つまり、腕時計や革のカバンなど、長く使えるものは高価でも良いものを、
白Tや白のワイシャツなどはコスパが良いもの
を選び、
常に綺麗な状態で着ましょう、という考え方です。

僕自身、干場さんの考えを知る以前からまったく同じことを考えていて、
「カバンや革靴は多少根が張ってもいいものを買い、
白いワイシャツなどはいくら高価でいいものでも
襟が汚くなっていたりしたらみっともない」と思っていたので、
5000円以上のワイシャツは買ったことがありませんでした。

このように、以前から何となく自分が考えていたことを
「エコラグ」という4文字に落とし込んで言語化していることを知り、
干場さんは言葉の天才だと思うようになりました。

ダンディな上司が私だけに「お洒落の本質」を教えてくれてると思って読むべし

今回の書籍は女性向けのものですが、
干場さんのお洒落の哲学満載で、男性でも勉強になります
というか、男性が女性のファッションを語っている分、
男性向けの書籍以上に本質的な部分にフォーカスして語っているようにも思えます。
なので、女性は、
「前からお洒落だなーと思っていたダンディな上司と急に仲良くなり、
勇気を出して『◯◯さんって、お洒落ですよね!』と言ってみたところ、
あれこれとお洒落の本質について教えてくれている!」
と思って読むと良いと思います笑

どのようなことが書いてあるかというと、例えば

「洋服が素敵と言われるのではなく、◯◯さん素敵と言われる」
ような女性になってほしいということ。
(中略)
洋服を身につけることで、その人をさらに輝かせることが、
お洒落の本当の目的ではないでしょうか。
(中略)
トータルで美しく、シーンや景色に溶け込み、
なぜか印象に残るような女性を目指してほしいのです。

(以上、干場義雅著『干場義雅が語る女性のお洒落』P3〜P4より引用)

という本質的なことがのっけから書いてあります。
ファッションディレクターという職業でありながら、
本質的には「洋服が素敵」と言われてはいけないと説いている、
そのあたりが干場さんの信用できる所以だと思います。

冒頭で話したような、僕がインスタで見ていて違和感を抱く女性というのは、
まさに、「このカーディガンかわいー」「このガウチョパンツ(古い?)かわいー」
のように、その人自身が素敵になっているのではなく、
持ち物としての洋服が素敵だと言われている
そして本人もそれを良しとしている風潮があるからです。
またしても干場さんは書籍でその違和感を言語化してくれているのです。

一人でお洒落より、二人で素敵

さらに僕が深く感銘を受けたお言葉があります。
それは見出しにもある通り、
一人でお洒落より、二人で素敵」という言葉です。

男性が思う「魅力的な女性」は、女性が思うそれとはかなり違います。
たとえば、男性から見ると女性の流行は、全く理解できないと言ってもいいでしょう。
女性ファッション誌で取り上げられる「カワイイ」や「モテ」も、
実はそれほど求めていません。全身を流行服で着飾った女性には、
引いてしまうというのが、正直なところです。
(中略)
昔、僕が作った雑誌で、
「一人でお洒落より、二人で素敵」という特集をしたことがあります。
ヨーロッパの街角では、そういう素敵な大人の二人をたくさん見かけます。
カップルでも親子でも友人同士でも、まるで示し合わせたかのように
「お似合い」のスタイルをした二人をよく見かけるのに、
日本には少なかったからです。
(中略)
自分のためだけでなく、その場にふさわしく、
一緒にいる人にとって心地良い服装というものを、
身につけられるのが魅力的な大人の女性だと思うのです。

(以上、干場義雅著『干場義雅が語る女性のお洒落』P6〜P7より引用)

どのように感じたでしょうか??
一人で自己満足で自分の好きな服を
TPPOS(タイム、プレイス、パーソン、オケージョン、スタイル)関係なく
好きなように着るのも良いですが、
それが大人の女性と言えるかというと疑問です。
さらにはTPPOSを無視してまで着る服が、
自分が好きだからではなく、流行のものともなると、
「流行っているから着る」
というように、自己満足でさえなくなっていて、最悪の状況です。
何度も言いますが、僕がインスタで違和感を抱く女性たちがこれです笑

それよりも、大人の女性というのは、一緒に時間を過ごす相手のことを
思って服装を選べる人ということ。
突き詰めると、自分のためだけではなく、相手のために着るということになるのです。

もう、流行を追うのはやめませんか??

毎年毎年新しい形の服が出て、それに乗らなくちゃと思うから毎年服を買う。
でも毎年のことだからあまり高いものは買えない。そしてその服は1シーズン、
よくて2シーズン着たらもう形が古く感じてしまい着られない。
そして翌年また安くて粗悪な服を買う。。。。。

こんなサイクルもうやめませんか??
毎年毎年疲れるでしょ??
本書に書いてあるように、自分の軸を持って
上質な洋服を選べばこのサイクルからは抜け出せます。

というオトナな本の紹介でした!
それでは~